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あったかくて、ここちいい

山また山の人生、仲間達となら、どんな山でも笑って越えられる気がした。


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この日の夜、仲間6人、車で別府に向かいました。

さらに、そこから、フェリーで、四国に渡り、足摺岬、高知、徳島と巡る旅です。

こんな、無謀な計画をたてるのは、あの人しかいません。

そうですドSキャラの親友、秀さんです。

ひーこちゃんの、アルファードで、じゅんちゃん、まーくん、たくちゃんの6人で、出撃です。


早朝7時に湯布院に到着すると、開店まじかの温泉に強引に入浴するも、

まだ準備中やったので、お湯が脛くらいしか入っておらず、

凍えながらの入浴に皆、浴槽に寝そべった。


それから、日本一長い吊り橋を渡りに行ったけど、またここも準備中。

鉄筋の何の風情もない長いだけの吊り橋。

入場料とるんかいと、ぶつぶつ言いながら、30分も待っとれるかと渡るの残念。

いかにも関西人。


昼には、別府に到着。

海たまごとかいう水族館と、猿山を見学。



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おっさん6人、猿の親子に心癒される。。。

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夕方、ホテルにチェックインして、ひと眠りした後、

近くの宴会場に。

別府の名物、関あじ、関さば、鳥てん、粕汁に舌鼓して、ほろ酔い気分でホテルに帰る。


二日目、名残おしい別府を去り、フェリーで四国の佐田岬へ。


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我が心のふるさと、九州よさらば。。。

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1時間ほどの船旅。

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昼過ぎ、足摺岬の手前に、目的地がありました。

近所の幸助さんの妹さんが、経営されてる、海産物店に昼飯を恵んでいただくことです。

幸助さんが、妹さんに、近所の若者6人が行くから、昼飯でも食べさしてあげてと、

頼んでくれてたので。。。


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到着すると、妹さんの孫の、すいちゃんが、「よう来ただね~」って、
出迎えてくれました。

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奥から、幸助さんのそっくりの妹さんが登場、

「幸兄ちゃんから聞いてるだよ、遠慮のない子らやから、刺身たらふく食べさしてやってって」。


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案内された、お店の軒下のテーブルの上には、何種類もの魚の刺身料理が用意されており、

遠慮なくいただきました。


「幸兄ちゃんは、酒と女が大好きやったけど、あんたらも好きみたいやな。」がはは!と、妹さん。


「そのとおり、特に僕が・・・」と、笑いをとる、ほろ酔い気分のまーくん。

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妹さん達に見送られて、次にたどり着いた場所は、足摺岬。

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ジョン万次郎の象像。

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昔の日本には、偉大な人物がたくさんいたんだな。

現在はどうでしょうか、パフォーマンスだけで、真に日本のこと考えてる人いるの。











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夜中に、家に到着。

車内のごみを片付けようとすると、すいちゃんが、私達のために紙で作ってくれた、船がでてきました。

それ見つけたとき、なんだかあたたかい気持ちがこみ上げてきました。

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幸助さんの妹さんには、おそらくもう合うことはないでしょうね。

いつまでもお元気で。。。




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冬の海岸

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海水浴客で混雑する夏の海より、ひとけのない冬の海岸で、たたずむのが好きだ。


感傷的な気持を抱えて歩くと、砂浜に打ち寄せられた無数のゴミも、巨大な流木も、

遠くを眺めてる人も、すべて、いとおしく感じる瞬間がある。


その瞬間、構図や、露出をあまり意識せず、ほとんど無意識でシャッターを押すと、

なんとも心地よい作品が仕上がる。


他人に評価されなくても、何も感じないと言われても、真剣に自分の命を削って写した作品は、

自分自身そのものだから、気にしない。


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回帰線

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雨の林道を歩きました。

森林浴というようなものでなく、

ただ冷たい湿気が、頬を突き刺します。

それでも、苔や樹木の濡れた匂いや、渓谷のせせらぎが心地よく、

ハードな登りでも、ふさぎがちな気持ちが、

晴れていくような気がしました。




最近、仲間が夢を諦めて故郷に帰ると聞きました。

とても切ない思いでキーボードをたたいています。



さよならバイバイ・・・








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あれから10年も この先10年も

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いつも無茶する僕に、疲れた顔で微笑んでくれた。


これやってはいけない、これ言ってはいけないと思いつつ、


やさしい君にいつも甘えて、たくさん傷つけてしまった。



あれから10年ありがとう、感謝してます。



砂丘モード

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写真を始めたころ、植田正治氏の作品、「ボクのわたしのお母さん」、に衝撃を受けた。

それ以来、壁に当たるたびに、植田氏の写真集を何度も見返して、

目指すべき表現は、ここにあると初心に回帰する。


ここの砂丘には、特別な想いがある。




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希望

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理屈なんかいらない。


ただ、その瞬間、瞬間、何かを感じてシャッターを切りたい。


うわべをなぞった、写真なんかいらない。


ただ、その人の内面を写し出したい。


日常生活の中にある無常を表現したい。


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闇夜の光

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今夜も遊び疲れ、ヘトヘトになって深夜に帰宅。

家族を起こさぬよう、静かに布団に潜り込む。

そしたら妻が、「おやすみ」って疲れた顔して、優しく微笑んくれた。

今晩も心配して起きて待っててくれた。

悪いなと思いながら、もう若くないし無理するのもこれが、

最後かなと思いながら、眠りにつく。


翌日、疲れを残したまま、薄汚れた灰色の机と、こ汚ない黒いパソコンに、一日中べっとり張りつく。

僕のベクトルは、しっかり夢の方向に向いているのかと、自問自答する。

ヘトヘトになって帰宅すると、妻が、僕宛の一通の封筒を渡してくれた。


兵庫県写真作家協会の公募展の結果通知。


「奨励賞」の文字に、一筋の光を見る。




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童心

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なにげない週末の午後、子供達を連れて散歩がてら、近所の廃工場に。

いきなり、子供達が、置きざりのフォークリフトに飛び乗った。

かと思えば、その辺に転がってる工具を使って夢中に遊んでる。

これが童心というものかと感心して、帰って妻に話ししたら、


「もう君も、いいかげんに、童心から卒業してよ。」と、言われてしまいました・・・



タグ:童心
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いそろくカンタービレ

この日の夜、仕事も適当に切り上げ、皆の待ってる店まで急ぐ。

ワガママBNR32さん、ドSのareseさん、善人面の喫茶去さん、我らがアイドルのスピカさんが、すでに食事中。

「いそくちゃん、あんたの席が無いわ。」と、areseさんが、椅子を隠してる。

「おいおいやめてーよ。」と、いつもの洗礼を受ける私。

「早く食べな、ほっといていくぞ。」と、ほろ酔いのBNR32さん。

私、急いでスパゲッチィーを、一気食い。



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それから皆、喫茶去さんの車に乗り込み、いざ、八千代町のホタル撮影に出発!!


車の中では、3年前からまったく上達しない彼らに写真論を諭そうとするが、

いつものなじりあいが始まり、スピカさんの目が点になる。。。



現地に到着し、薄明かりのかわらに降りて、カメラを三脚にセットし、ホタルを待つ。



待つこと30分、闇夜にホタルが舞い始め、皆集中してレリーズ開始。

そうしてると、喫茶去さんが、「いそろくちゃん、いくらバルブで、シャッター開けてても、ぜんぜんホタルが

写らないけどなんでやろ。」って不思議がってる。

「そら喫茶去さんの、5DマークⅡは、あちら製やからな。」と、なじるareseさん。

結局、レンズキャップしたままやっというオチでした・・・



カメラを三脚に据えて撮るのは、あまり好きじゃない。

結局、カメラから三脚、レリーズを切り離し、自由に奏でるように、踊るように手持ちで撮影。。。



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散るを恐れず、咲き誇る

この日、areseさんと、岡山県にある、醍醐桜を撮りに出かけました。

areseさんのアルファロメオで、夜の高速道路を西に向けて疾走。


私、「areseちゃん、どこのインターチェンジで降りるん??」

「そんなもん知らん、ちゃんとナビが案内してくれるわ。」と、いつもの調子のareseさん。

私、「おいおい、ちゃんと地図見て調べてないの??」

「そんなん調べる必要なんかないわい。 ナビで検索したら、醍醐桜は1件しか出てこなかったから、

絶対間違いないわい。」と、いつものドSな、areseさん。


いつものように、お互いなじり合いながら、高速を走ること2時間、ナビから落合インターで降りるようにと、

指示が出て、もうすぐやなと、まだ見ぬ醍醐桜に胸高鳴る二人。


高速を降りて、10分ほど過ぎた時、平坦地の田園風景が広がり、民家がぽつりぽつりある場所の暗闇の

県道で、いきなりナビから、「目的地周辺です、音声案内を終了します。」というアナウンスが流れる。


えっ??て、二人顔を見合わせ、「醍醐桜って、テレビで見たことあるけど、細い峠道を登った、山の頂上にあ

ってんけど・・・」てっ、私が言うと、areseさん、「ナビの設定がおかしかったかな、もう一度設定してみるわ」と、

醍醐桜を検索してみる。

確かに醍醐桜は、一件しかなく、そこに再設定して、案内を再開させたが、到着地点は、後方100mのさっきの場所。

えっ、あの辺にあるのかと、Uターンし、ナビがいう目的地の県道の、ど真ん中で止まり、月の薄明かりを頼りに、

目をこらして桜を探すが、それらしい気配がまったくない。

そうしてるうちに、ふと、横の店舗に目をやると、酒店「醍醐桜」って看板が、アルファのヘッドランプに照らされてる。

二人、顔を見合わせ、こういうオチかと、岡山県の名も知らぬ集落で、途方に暮れる・・・


肝心要のナビがあてにならず、醍醐桜の案内の看板も出てこない道を、ここまで2時間かけて、

何しに来てんねんと、なじり合いながらあてもなく車を走らす。


そうしてるうちに、野球の練習場の土手に桜が沢山あってライトアップされてる場所を発見する、

私、「areseちゃん、もうこの桜撮ってかえろうよ。。。」

「あかん、意地でも本当の醍醐桜にたどり着いたる。」と、強情なareseさん。


そうこうしてるうちに、「そうや、俺のアイホンのナビで調べたらええねん。」と、areseさんが携帯をいじりだす。

「いそろくちゃん、見て見て、後30分くらい走った場所に醍醐桜がある!」と、areseさんが叫び、

二人のテンションは、一気に上がる。


月明かりに照らされた、樹齢千年の満開の醍醐桜を初めて目にしたとき、とてつもないオーラを感じて、感動する。


この老木の下を、ゆっくり一周して、この桜に宿る精霊に、一礼し、手を合わして、

「写真を撮ることをお許しください。」と祈っている横で、せけのareseさは、すでにカメラを三脚にセットして、

撮影を開始している。。。


もうライトアップが終わった時間なので、訪れる人もまばらで、ゆっくり老木と対話しながら撮影することができた。


深夜12時を過ぎる頃、車がぞくぞくと上がってきて、気がつけば、醍醐桜の周囲を、三脚持ってリュック背負った人達が、

ずらりと、取り囲む。

この老木に一礼することなく、フラッシュたいたり、LEDライト照らしたり、この位置なら背景に北斗七星が流れるだの、

月がどうのこうのと、姑息な撮り方を話し合い、いたる所を踏み荒らす。

だれも醍醐桜の真の美しい姿をとらえようとしてるやつなんて一人もいない。

樹齢千年の老木が、ただたんなるコンテスト用の被写体程度にしか扱われてなく、自然の尊厳が無視されている。

なんだか寂しい気持ちになって、areseさんと二人、老木に一礼して、撤収した。

ここに限らず、今、日本の原風景と呼ばれる場所は、こういう状況にあり、人によって踏み荒らされ破壊されて、

結局は、立ち入り禁止になってしまう。


それでも老木は、なにも物言わず、ただ黙って咲き誇っていた・・・



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言葉のちから

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4月から、仕事の環境が、がらりと変わることになり、不安で不安でいっぱいの表情をしてると、


長女が、「お父さん、また、たくさんの友達ができるね!」って、やさしく微笑んでくれた。


あっ、ほんまやと気付き、その言葉にチカラをもらって、一歩踏み出すことができた。

その言葉のとおり、新しい仲間ができ、その仲間と以前からの仲間に支えられて、

なんとか、一週間を乗り越えることができた。


皆さま、ありがとうございました^^



 

写壇アルファ

この日、写壇アルファの例会がありました。


明石市に拠点を置くこの会は、二科会写真部兵庫支部会員、全日本写真連盟兵庫県本部委員、

兵庫県写真作家協会会員、明石市美術協会会員等々の精鋭15名のメンバーで構成されており、

毎月1回、例会が開催される。


この例会では、構図がどうとか、露出がどうとかっていうくだらないことは議論されず、

おもに写真の理念的なことが多く議論される。


この会のすばらしいところは、お互いの写真のいい部分を褒めあうことである。


毎回、「いそろく君、君の感性は、素晴らしい。」と、褒めていただくと、そうじゃなくても、

勘違いして、そうなっていくような気がする・・・



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毎月メンバーに発行される、写壇アルファニュース。

今月の担当は、周子さんでした。

表紙に書かれた言葉、


「散るを恐れず、咲き誇る。」


感動しました・・・



 

さよなら ばいばい

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重いニュースが連日流れる中で、今朝、母方の祖母が静かに息をひきとった。

叔父夫婦になかなか子供ができなかったので、私と妹は、祖母に内孫の様に可愛がられ、叱られた。

祖母は、昔から持病に苦しめられ、入退院を繰り返し、そのたびに母は、眠れぬ夜を過ごした。


明日の納棺には、ありがとうって言って、やさしくタオルで顔をふいてあげたい・・・



 

斜陽

昨年の秋、仕事の関係でお世話になってる、ちかさんが入院されたとの噂を聞いた。

心配して携帯に電話してみたら、

「びっくりしたでしょ、自分でも乳ガンだなんてびっくりしました。」と、いつもと変わらぬ明るい、ちかさん。

ちょうど手術を終え、退院されてまもない時期でした。



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毎年受ける定期検診の検査では、発見されることなく、

自分で胸のしこりに気づいて病院で診察してもらったら、乳ガンと告知されたらしい・・・

今は、週に一回、病院で抗ガン剤の投与してもらう生活。



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「そりゃ、何がつらいって言われたら、私、一応、女ですから、片方の胸が無くなったことと、

抗ガン剤治療の副作用で、髪の毛が全部抜け落ちて、頭がツルッピカになっちゃてることです。」って、

強がって、おちょける、ちかさん。。。



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お見舞いに、ブドウを送ってたんですが、先週、ちかさんから、快気祝いが届きました。

その中に、こんな手紙が添えられてました。



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最後に書かれた ”一日一生” って言葉が私の胸に鋭く突き刺さりました。



お礼の電話をかけると、

「今は、産毛が生えてきたので、会社には、カツラをかぶらず、角刈りで、出勤します!!」と、力強い、ちかさん・・・



 
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越前海岸で物思う

あの頃、よく深夜に高速をすり抜け、夜明け前の越前海岸へ。


薄っすら明け初めた海岸の駐車場で、話もつきた二人の間に、佐野元春のスローバラードが静かに流れていた。




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土曜の午後、越前海岸の撮影で車を走しらせていた。


ふと、20年前によく寄った海岸の駐車場や喫茶店を発見した。


そしたら、その頃よく聞いてた佐野元春 SOMEDAY のあるフレーズが頭の中に流れた。



”若すぎて何だかわからなかったことが、リアルに感じてしまうこの頃さ”



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一晩中、車を走らせてたあの頃、のりのいいメロディーだけに耳をかたむけ、


詞の意味を理解しようとはしなかった。


ふと、頭の中に流れた、この詞の意味、歳を重ね、いろいろ背負うものができた今になっては、


痛いほどよくわかる。。。




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あのとき見せられて、何も感じず、意味も理解できなかった写真、


年月が経ってまわりの状況が変わってから、もう一度同じ写真を見たら、


何か感じて理解できるようになるんだろうか。





”手遅れと言われても、口笛で答えていたあの頃”


私、今でも傷の手当てもせず、すべての問いに、口笛で答えてるような気がする・・・






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Sグランプリ

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この、ふてぶてしく笑う彼、今回の主人公で、私の親友である、秀さんです。

若き経営者で敏腕を振るう彼、実はかなりのドSなんです。。。


1月末、N会(農業振興を考える会)の親睦旅行を、秀さんが段取りしてくれました。


参加メンバーは、私、秀さん、淳ちゃん、ヒーコちゃん、局長の5名。


幹事長の秀さんの計画は、熊本を経て、長崎の雲仙普賢岳に。


私、「あたしゃ、飛行機が絶対だめなので、新幹線でお願い。」

秀さん、「甘いわい、車で行くに決まってるやろ。」

私、「うそー。」

秀さん、「大丈夫、大丈夫、往復の運転、俺がするから。俺は、スーパーサイボーグやで!!」


車は、ヒーコちゃんのアルファード、金曜の晩から出発する段取り。



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出発の日の夕方、淳ちゃんから私の携帯電話に連絡が入った。

淳ちゃん、「いそろくちゃん、緊急事態や、俺、今、38度5分の熱がでてる・・・」

私、「絶対うそや! 明日、嫁さんにイオンに連れていけと頼まれたんやろ??」

淳ちゃん、「そんなことない、いっつもウソばかり言ってるけど、今回は、ほんまや、ほんまや。。。」

結局、淳ちゃんはキャンセル。


午後11時、4人で兵庫県を出発!

運転は秀さん。


秀さん、「九州まで、時間かかるから、皆、朝まで寝ときよ。着いたら起こしたげる。」

私、アルファードの後部座席で、思いっきりシート倒して楽な体勢になり、毛布をかぶる。


高速に入って、40分、眠気がさしてきて、うとうとし始めたころ、秀さんが、

「いそろくちゃん、兵庫県から岡山に入ったで。」

「いそろくちゃん、岡山って、行ったことある?」

「いそろくちゃん、岡山って、城あるの?」

「いそろくちゃん、見て見て事故や事故や。」

「いそろくちゃん、もう広島や、また、お好み村に行きたいな。」

「いそろくちゃん、もうすぐ関門海峡やで、写真撮りよ。」

「いそろくちゃん、あそこら付近が巌流島やで、知っとるか?」

とっ、まーこういうやりとりが延々朝まで続き、一睡もせずに、熊本に入る・・・



朝一、秀さんの奥さまの実家に立ち寄る。

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さすがの秀さんも義父さん前では、たじたじ・・・



それから、フェリーで長崎へ!!

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雲仙普賢岳に到着。

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雲仙普賢岳に登って、温泉につかり、心身共にリフレッシュ。

体がほどよくほてり、車に戻って次は昼飯かと思いきや、5分も走らぬうちに車から降ろされ、

「今から地獄巡りやからな!!」と、秀さん。

極寒の中、1時間歩いて、地獄巡りをさせられる・・・



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体が心底冷え切って車に戻り、そこから悪寒を覚えながら熊本に戻る。

昼飯にありつけたのは午後3時。熊本市内で、支那そばをすする。



晩の宴会では、食べろ飲めやで、ヘロヘロになりホテルに戻る。



翌朝、熊本を観光することなく、粉雪舞う山口県の秋芳洞に向かう。

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暗くて狭い洞窟の往復で、やっと出口に近づいたとき、

「今から洞窟探検や、追加料金を払って、断崖絶壁を登り降りできる特別コースに行くで!!」と秀さん。

懐中電灯を持たされ、さらに薄暗く狭い洞窟の断崖絶壁においやられ、へっぴり腰で必死に鎖をにぎる。



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そこからまた、昼飯を食べることなく、安芸の広島に直行、午後3時にかきを食べ、

夜には、自宅に無事到着。


往復の14時間、一人で走りきった秀さん。

数日後に彼の店に立ち寄ると、両まぶたが、たこ焼きの様にふくれあがってる。

私、「えー、どないした??そのオバケみたいな目。」と、聞くと、

「疲れ目で、両目にメバチコができたんや、誰も運転変わってくれへんからや!!」と、秀さんえらいご立腹。

涙ちょちょぎれるくらい痛い思いして、目医者で芯を切ってもらったらしい・・・



秀さん、長時間の運転と、食事、食泊の段取り、ほんとうにお疲れ様でした^^


次回は、青森の恐山らいいです。 もちろん車で・・・




※GRACE さんを、審査委員長に迎え、始まったSグランプリですが、

まだまだエントリーお待ちしてます。

ただいま、areseさん、北近畿三田鉄道さん、秀さんの三名のエントリーでございまふ^^


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一コマの重さ

”吹けば飛ぶよな写真の一コマに賭けた命を笑わば笑え”



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私の知り合いのYさん。

Yさんの旦那さんは、自身が経営されてる病院の個室で、寝たきりの生活をおくられてます。

その個室からの眺めは絶景で、すぐ目の前に明石海峡大橋がそびえ立ち、そこに毎日、夕日が落ちていきます。

夕方になると、Yさんが、窓辺にカメラと三脚をセットして、ベットから体の不自由な旦那さんを、やさしくおこす。

旦那さんは、Yさんに支えられながら、一番いいタイミングのときに、一コマだけ、シャッターを切り、またベットに横になる。

毎日、そんな生活を送られてる、Yさんご夫婦。



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Yさん自身もカメラを持たれてますが、1日のほとんどを、旦那さんの看護に費やす日々。

自由に撮影に行けなくても愚痴をこぼさず、いつも自宅の庭に咲いてる花を撮影されています。



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Yさんから、体の不自由な旦那さんが撮った明石海峡の夕暮れの写真や、

時間に不自由なYさん自身が庭で撮られた花の写真を見せられるたびに、

なんともセンチメンタルな気持ちになり、一コマの重みを感じながら、自分の薄っぺらさに思わず舌を噛む。



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この、ご夫婦の前では、写真とは、夫婦愛とは何かなんて論じることは、

とてもくだらないことのように思えてきます・・・



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おおいにもがき おおいに苦悩す

昨年の暮れ、写壇アルファの忘年会で、酔った勢いで、ご老体に、くだらない質問を、してしまいました。


私、「ご老体、優れた写真を撮るには、どうしたらいいんでしょうか?」

ほろ酔いのご老体、急に目つきが真剣になって、

「いそろく君、それは、自分自身で、もがき苦しむことだよ。
自分をしぼって、しぼって、最後にしぼり出された1枚が、
自分らしい優れた作品になるんだ。

君は、まだ若いから何でもできる、どこへでも行ける。
誰もまねできない、クレイジーな写真を撮るんだ!」


私、体全身に稲妻が駆け抜け、深い眠りから覚めたような気持ちになりました。






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この日、宮下 悠さんの案内で、areseさんと、JRの大阪環状線沿を、かっぽしました。






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朝から、梅田を出発して、福島・野田・西九条・弁天町、夕方に難波に到着予定が、
力尽きて四ツ橋から地下鉄で帰省・・・






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常に、自分の作品を否定し、頭の中のイメージに近づけようと苦悩するareseさん。






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フィルム撮影にこだわり、デジタルと闘い、自分の人生に苦悩する宮下さん。




共に、苦悩する二人の、しぼりだされる答え、楽しみにしてます・・・



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北陸道中膝栗毛

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この日、BNR32さん、北近畿三田鉄道さんとで、雪の北陸へ。

この3人で行くと、北近畿さんは、鉄道写真が撮りたい、私、BNR32さんは、風景写真が撮りたいと、
いつも言い争いになるのですが、結局、車を出してもらってる北近畿さんに、
「気に入らんかったら降りてちょうだい。」と、言われ、朝夕のおいしい光の時は、
いつも鉄道を撮影することになってしまいます。

しかしこの日は、運転は北近畿さんですが、BNR32さんの車で出撃してるので、朝の光は鉄道、
夕方の光は風景の撮影になりました^^

この3人で撮影に出かけると、集中豪雨や台風など、必ずと言っていいほど、
自然の猛威に見舞われ、この日も例外なく、豪雪に・・・



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早朝、福井県今庄に到着。

北近畿さんは、日本海という特急列車を撮影したいらしく、この豪雪の中、三脚立てて2時間も持つと言う。

眠たそうなBNR32さん、「俺、車で寝とくから電車が来る10分前に電話で起こして。」と、やる気ゼロ。

私、豪雪のいい写真が撮れるかもと、北近畿さんについて行く。

撮影スポットまで、深い雪の中を歩いて到着。
まだ誰も来てないが、三脚がポツンと置いてある。

誰か、三脚を忘れてると言ったら、「ちゃうちゃう、先に来た人が場所取りしてるねん。」と、北近畿さん。

二人、三脚立て、カメラにレインカバーをセットして待っていると、奇跡的に晴れてきた。
その間、普通列車や、特急列車が通る姿を撮影。



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今いる場所は、有名な撮影スポットらしく、ぞくぞくと撮り鉄の人達がやって来る。
なんとその中に、北近畿さんと知り合いで、私の身内がお世話になってる、Nachtzugさんの姿が!!
初めてお会いするNachtzugさんは、味があって好印象な人物。

北近畿さんとNachtzugさんが列車について、何分遅れとか、カマがどうとか、いろいろ鉄道について
話ししてるが、初めて聞く言葉ばかりで、さっぱり理解できず、外国語を聞いてるようだ。

そうこうしてるうちに、北近畿さんに、10分後に日本海が来ると言われたので、
車中で爆睡してるであろうBNR32さんの携帯に連絡するも、本当に爆睡してるようで電話に出ない・・・


 
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特急列車、日本海を撮影した後は、Nachtzugさんとお別れして、いよいよ、雪の越前海岸へ!!



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すばらしい景色の数々、山育ちの私達は、こんな場所に永住したいなと、3人めずらしく意見が合う。

北近畿さんは、車で待機。
私と、BNR32さんとで、雪積もる海岸や漁港を、じっくり撮影していると、車中から、
「おっさんら、はよ撮影終われよ、2時に通過する列車に間にあわんやろ!」と北近畿さんが怒ってる。

「わかった、わかった。」と二人急いで撤収。。。

じつは、この北近畿さん、areseさんと肩を並べる超ドSな人物。

以前、二人でロケに行ったとき、「電車で帰れ。」と、山ん中の駅で、車から降ろされ、
置いて帰られたことがあります。

そんな以前の記憶が頭をよぎったので、超急いで撤収。。。

次は、雷鳥という特急列車を撮影するらしい。

目的の撮影スポットは、車が入れない場所なので、少し離れた場所に車を止めた。
雷鳥が通過するまで少し時間があったので、私とBNR32さんは、車内で休憩することにしたが、
北近畿さんは、さっそく車から機材を降ろして、歩いて撮影地に向かう。
昼からは、快晴で暖かくなってきたので、防寒着を車に残して行った。

BNR32さんが、「いそろくちゃん、電車撮ってもしゃないから、田園の雪景色撮ろかと。」と言って、
その場から車で移動して、二人、雪景色の撮影をしばし楽しんだ。

そうこうしてるうちに、いきなり辺りが薄暗くなってきて、前が見えぬほどの猛吹雪に、
こりゃ限界と車へ引き返した。

体に積もった雪をぬぐい、車内は極楽と言って、休憩する。

しばらくして、携帯の着信音が鳴ってるのに気づいた。

発信主は、北近畿さんだ。

二人顔を見合わせて、「あっ、北近畿さんのこと忘れとった!!」と車内で叫ぶ。

急いで電話に出ると、「おっさんらどこに隠れとるねん、はやく迎えに来てくれな、凍え死ぬやろ!!」と、
北近畿さんの必死の訴え。

携帯電話の着信履歴見たら、10件の北近畿さんの不在着信。

「そういやあの子、防寒着、車に置いて行ったわ。冗談ぬきで寒いんとちゃう。」とBNR32さん。

急いで、元の場所に戻ると、猛吹雪の微かな視界に中に、真っ白いピグモンかと思うほどに、
ドカ雪をかぶってぽつんと立ってる北近畿さんの姿が。

車に乗り込むやいなや、「おっさんら、わざと隠れとったやろと!」と、マツ毛を凍らせ、
白い吐息を吐きながら、ぶるぶる震えて怒る、ピグモン。 いやいや、北近畿さん。

「いや~、北陸の天気は、変わりやすいなー。」と、話をそらす私達。。。

なんじゃかんじゃと、北近畿さんをなだめている間に、天気は、またすぐ、快晴に。



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びちゃぬれの北近畿さん、無事に雷鳥の撮影を終えて、夕暮れの越前海岸に戻りました。



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北近畿さんは、車で待機して、私、BNR32さんとで撮影に没頭。

日が沈み、こりゃ寒いと車に戻ると、BNR32さんがまだ戻ってない。
今日は、珍しくBNR32さん粘ってるねと思って待つこと30分。
あまりの遅さに、「高波にさらわれて、寒中水泳してるんちゃう。」と、笑う北近畿さん。

確かに波は高かったし、堤防の端の方まで行ってたなと思い、私、心配になって、
駆け足で海岸に戻る。



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BNR32さんの姿がどこにもないことはなく、ちゃんと堤防に三脚立てて、
マジックアワーを狙うBNR32の姿が見えて一安心。


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今回も、すべらんなぁ~の珍道中でございました・・・

BNR32さん、北近畿三田鉄道さん、長時間の運転お疲れ様でした^^

areseさんの、のび太キャラと違い、豪雪で真っ白な高速道路を運転する、
元走り屋のBNR32さんの姿は勇ましく、イニシャルDの藤原拓海キャラでしたよ!!



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サイボーグ戦士

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この日、毎年正月の恒例行事、琵琶湖一周撮影行のため、BNR32さん・Nちゃん・Tちゃんとで出撃しました。

深夜に出発して、湖西で朝日を撮影し、湖北で夕日を撮影するという超ハードな武者修行。

ほぼ、24時間の車の運転は、疲れ知らずなサイボーグと呼ばれるNちゃん。

このNちゃん、たくさんのおもしろエピソードの持ち主。


エピソードワン

2年前、Nちゃんから写真を始めたいが、どんなカメラを買えばいいか相談があった。

ちょうどareseさんが、ソニーα300からα700に買い替えようとしてる時期だったので、
Nちゃんにareseさんのα300を買うようすすめた。

areseさん、α300を渡すとき、何も知らないNちゃんに、
「Nちゃん、コンパクトフラッシュ付いてないから、カメラ屋で買っておいでよ。
コンパクトフラッシュは、α300用のでないと写らないよ。」と、うそばっかりのドSぶり。

Nちゃんは、次の日、さっそくカメラ屋でコンパクトフラッシュを買いに行きました。
騙されたとも知らず、ばか素直な、Nちゃんは、店員さんに、α300を見せて、
「すみません、このカメラに合うコンパクトフラッシュをくださいな。」と言うと、
店員さん、もっけな顔して、
「おっ、お客さま、こちらのカメラは、ほとんどのコンパクトフラッシュが、お使いになれますけど・・・」と言われ、
コンパクトフラッシュ売り場に案内される。

Nちゃん、
「あっ、そうなんですか、すみませんでした、後は自分で選びます。」と、
コンパクトフラッシュを買って帰りました。



それから数日が過ぎて、皆で撮影に出かけたとき、Nちゃんがカメラの前で何かもがいてる。

そのうち、「いそろくちゃん、買ってきたコンパクトフラッシュ、5枚しか撮れない・・・」と、Nちゃん。
私、「そんなことないやろ、カメラの設定がおかしいんとちゃう。」と、カメラを調べると、普通画質で5枚しか撮れない。

私、「どんなコンパクトフラッシュ買ってきた。」と、問うと、
Nちゃん、「一番容量が大きくて、安いコンパクトフラッシュ。」

私、「そしたら、このコンパクトフラッシュ、不良品やから交換してもらったら。」と言いながら、
コンパクトフラッシュを取り出すと、我が目を疑った。

コンパクトフラッシュには、はっきり”125MB”と書いてある。。。

皆一同に大笑い^^

私、あきれて、
「Nちゃん、なんで125MBのコンパクトフラッシュなんか買ったん。今時、こんなコンパクトフラッシュ買うアホおらんで。」
Nちゃん、
「だって、125・32・16・8・4とか書いてあって、125が一番大きいやん。」と逆ギレぎみ。

私、「32・16・8・4って書いてあるのは、ギガバイトで、125と書いてあるのはメガバイトで、単位が違う。」と、
説明すると、赤い顔して、はにかむNちゃん。。。



この時の、Nちゃんは、車で3時間かけて着いた場所で、たった5枚しか撮影できませんでした・・・



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今年も、無邪気に笑いましょうよ。。。

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大晦日の深夜、初日の出を撮影するため、areseさんの家に皆集合。

今年は、どこで初日の出を撮影するか議論になりました。

areseさん 
「もちろん、二束山で登山して撮影や。
苦労して自分の足で登ってこそ初日の出を見る価値があるんちゃうん。
俺、3ヶ月前から毎晩7キロ歩いて鍛えたから。」

BNR32さん
「もちろん、車で山頂まで行ける山がええ。
昨年みたいに1時間かけて登るのは、まっぴらごめんや。
今日の大雪の中を登山したら、確実に凍死するで・・・」

喫茶去さん、私
「どっちでもええで、あんたらのいくとこについて行く~。」
と言いながら、内心は、楽な方が・・・

結局、BNR32さんの車をareseさんが運転して、大野山へ。

一般道から、峠道に入ると、路面も真っ白の銀世界。
除雪されておらず、ガードレールの無い狭い雪道を、おそるおそる運転するareseさん。
普段は、ビックマウスのジャイアンキャラですが、「わっ、ちょっと滑った~、これABS付いてるの?
ひーこわい~、こわい~。」と、何度もつぶやき、このときだけは、のび太キャラに。。。

リヤシートでは、そんなの関係ねーと赤い顔して、爆睡するBNR32さん・・・

途中で、山からの湧き水が、何本も氷柱になってる場所を発見。
車のヘッドライトで照らしながらの撮影に入りました。

あまりの寒さに、areseさんと、BNR32さんは、機材を片付けて、そそくさと車の中へ。

窓からareseさんが、「遅いから、ほっといて行くぞ。」と、いつものドSぶり。

喫茶去さんと私、しばらく撮影して、ぼちぼち機材を片づけようと車の方を振り向くと、車が動きだした・・・

「またまた、冗談して。」
すぐ止まってくれるやろと眺めていると、まったく止まる気配がない。

残された、私達の辺りは、だんだん暗くなってきて、このままでは、
真っ暗闇の中に取り残されると思うと、すごい恐怖感がこみ上げてきて、気が付けば、
二人、重い機材を抱え、車のテールランプの微かな光を追って「おーい止ってよ~。」と、全力疾走。。。



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500m過ぎた付近で、ようやく止まってくれた。

「もー、どんたけ走らすねん。こんな全力疾走したの中学生以来や。」と、胃の中から何かこみ上げてくる感じで、
ぜーぜー言いながら、二人暖かい車内に。

しばらくすると、喫茶去さんが、「もーあかん、足が冷たくて、ちぎりれそうや。」と叫んだ。
私の靴は、登山用の防水の効いた靴でしたが、喫茶去さんが履いてたのは普通の運動靴。
雪道の全力疾走で、喫茶去さんの靴の中は、べちゃべちゃ・・・


山頂手前の駐車場に着くと、うっすらと明るくなり始めていた。
そこから見下ろす景色は絶景で、連なる山々が雪化粧し、ここは中央アルプスかと、
勘違いしそうなほど美しかった。

私は、そのとき確信しました、頂上にある展望台で太陽を直接とるより、
頂上から少し下にある、この展望台で、初日の出は撮れないけど、妖艶な光に連山が照らされる瞬間を待つと。
また、雲が多いけど、隙間から必ず光が差す瞬間があると。

それから待つこと30分、頂上の展望台では、初日の出に若い連中が、馬鹿騒ぎしてる。
こっちは、おっさん4人、三脚据えて、じっと光が差すのを極寒の中を待つ。

しばらくすると、喫茶子さんが、何も言わず、そーと三脚持って、そこの展望台の東側に移動しはじめた。

よく見ると、東側に妖艶な光芒が差し、山々をピンク色に染めてるじゃないですか!!

「わっ、喫茶子さん、一人で抜け駆けしてる!」

BNR32さん、areseさん、私、我先にと、急いで三脚抱えて喫茶去さんを追いかける。。。



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大自然の美に、心奪われ、レンズとっかえひきかえ、夢中で撮影。

そうしてるとareseさんが叫んだ。
「西側も光が差し始めた!!」

西側の方が綺麗と、おっさん4人、一斉に三脚抱えて押し合いながら、猛ダッシュ。



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それから何度も東側、西側へ右往左往が続いた・・・



撮影前にウイスキーをロックで飲み干していたBNR32さんは、帰り道に寄った朝マックで、白い顔して放心状態に。。。



今年も新年から仲間達とのドタバタ劇、しかしこの日、新たな気持ちで新年を迎えるのにふさわしい、
心に残る情景でした。



まだまだ写真道の途中ですが、写真やっててよかったことは、自分に自信が持てたことと、
写真がきっかけで、沢山のすばらしい仲間達に出会えたことです。


今年もお世話をよろしくお願いします^^


★喫茶去さんの奥様、おにぎりとコーヒー、ありがとうございました^^



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崖っぷちの覚悟

誰でも、幼い頃からの夢や、大人になってからの夢を、大切に持ってる。
それをどんな状況に置かれてても、必ず叶えると信じて進んでいく人間、
今の仕事がとか、家族があるからと、自分自身に言い訳をつくって、あきらめてる人間。

私の親友、インディーレーサー武藤英紀氏の専属フォトグラファ、近江 勤氏は、間違いなく前者の人間である。

この日、彼は、40歳を過ぎても、岡山チャレンジカップレース・FJ1600に参戦するという夢のため、
ガレージKRSさんにお世話になり、FJ1600のテスト走行のため、岡山国際サーキットに。



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”all or nothing” は、彼がよく口にする言葉です。


すべてを得るか、すべてを失うか


彼の夢に対する熱い情熱は、いつも私の情熱の源になっております。

来年か再来年、彼が表彰台に立つ勇姿を、激写したいものです。

お互い世界の舞台をめざして!!


★皆さま、今年1年、わたしの愚かなブログを、ご高覧いただきありがとうございました^^






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最近のコンデジ

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この日、YRCAのメンバーで八尾市に出かけました。

areseさんに、借りたRICOH GX200を持っていきました。

最近のコンデジは、凄いですね。。。

使ってておもしろかったので、欲しくなっちゃいました。

あー、また物欲が・・・



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タグ:RICOH GX200
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枯木も森のにぎわい

もうすっかり、モミジが枯れ落ち、冬支度を始めた大屋町の山並み。
行楽客も姿を見せず、哀愁たっぷりの渓谷を奥深く進入する。
ただただ、水の流れる音しか聞こえてこず、疲れた体全身が、浄化されていく気がした。



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カメラと三脚据えて、フレーミングよし、露出よし、ピントよし、いざ撮影というとき、
「こらっ! いそろくはん、わたしらにちゃんと撮り方教えてよ。。。」と、むぜおさんと喫茶去さん。
「ごめん、ごめん。」と、二人に露出の測り方、フレーミングのとり方を懇切丁寧に教える。

熱心に耳を傾ける、むざおさん。
教えることすべて右から左の喫茶去さん・・・




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命を救う、熊よけの鈴の”チャリンチャリン”という音が、うるさいとなじられながら、
林道を進むこと、約1時間。

断崖絶壁の切れ間から、県下一、落差98mの天滝が、いきなり現れた!



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「わー!来てよかった。いそろくはんのこと見直したわ。」と童心に返る、むぜおさん。
私、2回目みたいな感じで冷めてる喫茶去さん。
「見直したって、今までどういうふうに見てた。」と、ツッコミ入れる私。

滝見台に登ってから、そこに祀られてる神社に手を合わす信心深い、私と喫茶去さん。
そんなの関係ねーと、そそくさと撮影始める、むぜおさん。

それから、3人、無心に、天滝に向かう。

皆、空腹に耐えられず、ぼちぼち下山しようと、リュックにカメラをなおそうとすると、
1本の広角レンズが無くなってることに気づいた。

「わー、レンズが、ぱくられた!」と、二人に向かって叫ぶと、
なにかニヤニヤしながら、二人して神社の祭壇を指差す。



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よく見ると、見慣れた私のレンズが、祭壇に祀ってある。。。

「いい写真が撮れるように、祀ってあげたんや。」と、むぜおさん。
「もー、奉納するのやめてーよ。」と、半泣きになりながら、祭壇に手を合わせて、
内心、いい写真が撮れることを信じて、レンズを回収。



下山してからも、撮影行は続いた。
大屋町のとある神社の境内で撮影。

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喫茶去さんのオデッセイの、リヤシートは、快適そのもので、月島さんのジェミニ号とは、
えらい違うなと思いながら、ついうとうとと眠りかけたその時、頭のてっぺんと足のつま先から、
強い冷気を感じた。

何事かと目を覚ますと、

「いそろくはんを、寝させないように、リヤシートだけ冷房のエアコン入れたげたから。」と、ドSのむぜおさん。。。

「もー、やめてーよ。」と、半泣きの私・・・



次は、ホームグラウンドの波賀町赤西渓谷で撮影。

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最後は、夕暮れの日名倉山。

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この日、BNR32さん、北近畿さん、月島さんが、いないせいか、
めずらしく天候に恵まれて、枯れ始めた初老のおっさん3人、にぎやかに、
なじりあいながらの森の中の撮影行は、何事もなく終了しました。

むぜおさん、喫茶去さん、BNR32さん、北近畿さん、1年前のことを思えば、かなり上達されましたね^^

しかし、まだまだ、今の己を越えていかないといけませんね・・・



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長老の喫茶去さん、長時間の運転、お疲れさまでした^^



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大和路巡礼

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この日、むぜおさんにお世話になり、うちの家族、BNR32さんの家族、なおろくさん、ちーたんとで、
大和路ハイキング会に参加しました。

むぜおさんが言うように、私らの行く日は、利休鼠色の空が多く、
この日も例外なく、利休鼠色の空でした。


印象派は、光が命


隊列から、はみ出て、なおろくさんと撮影に没頭、
前のほうから、「こら、はやく来ないと、ほっといていくぞ!」と、
むぜおさんの声。
しかし、結局一番遅いのは、むぜおさん。


東大寺では、三脚据えたキャメラマン達が鹿と公孫樹を、ぎっしり取り囲んでる。
それを横目に、誰も見向きもしない被写体達を絵にして撮るが楽しい。


後でBNR32さんから聞きましたが、うちの下の子が、キャメラマン達が取り囲んでる鹿に、
落ちてるモミジをいっぱい集めて、おもいっきり投げつけたらしい。

その瞬間、一斉にシャッター切る音が鳴り響いたとか。
その写真、どこかの雑誌のコンテストで見ることになるのかな・・・・

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古寺巡礼

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この日、BNR32さん、喫茶去さんとで、お互いなじり合いながら、三木市の慈眼寺、そして蓮華寺、石峯寺へ。


何十億円も投入して建立された、豪華絢爛の最新の寺より、
この日に訪れた古寺の方が、何十倍も価値があり魅力がある。


山中に、ひっそりとたたずむ寺の境内で、誰にも邪魔されることなく、
何か言いたげな被写体を探して、密かにシャッターを切る。


それが、ささやかな喜びです・・・



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冬の日本海の色

この日、月島ちゃんと、餘部の奥地の小さい集落にある、おそば屋さんで、
平家そばをすすりながら、こんな話になりました。

月島ちゃん:「いそろくさん、冬の日本海は、瀬戸内にはない、独特な風情があって、
       私、すごく好きなんですが、色で例えると何色が似合うと思いますか?」

      私:「利休鼠色!」と、迷わず答えました。



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冬の日本海の遠い記憶

幼い頃より、毎年夏休みになると、家族で海水浴に訪れました。
竹野、香住、浜坂と通じる海岸沿いの峠道。
その道を走る車の窓から、奇岩や深い谷に点在する、
漁村を眺めるのが好きでした。

高校2年の冬休みに仲間達と電車に乗って、山陰地方に旅しました。
その時、生まれて初めて、冬の日本海を目にすることに。

毎年眺めてた、夏の穏やかな日本海とはまったく別の光景でした。

電車の車窓から眺めると、暗く低く分厚く立ちこめた灰色の雲と、
激しく海岸に打ち寄せる荒波に、恐怖さえ、感じるほどでした。

今日は、たまたま天気が悪いだけやと、仲間と話ししてたら、
向に座ってた地元のおばちゃんが、

「冬の日本海は、毎日こんな感じやよ、1日中太陽がでることがないよ。
僕たち利休鼠って色知ってる? 冬の日本海の色は、利休鼠色よ。」

と、言いながら、私達に1本ずつ、ちくわをくれました。

私は、そのちくわを頬張りながら、荒れ狂う利休鼠色の海を、
横殴りの大粒の雪があたる車窓から、いつまでも黙って眺めていました。



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この日、月島さんと私は、なんじゃかんじゃと議論しながら、
トンネルがあるバイパスなんか通るものかと、海岸沿いの峠道を、ひたすら西に走りました。

暮れる頃、気が付けば、県境界の鳥取まで来てしまいました・・・

あー、またまた愚かに。。。



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いつもここにいるよ

この日、人権学習会で、啓発の映画を見ました。
それを見ながら、高校時代のある出来事をふと思い出しました。



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高校1年の春に知り合った友達のS君、こっちの仲間と、
S君の仲間と混じり合って、毎日楽しい学生生活を送ってました。

その年の秋に、授業で人権に関するビデオを視聴しました。
その授業が終わった休み時間に、S君が真剣な表情で寄ってきて、
「俺、部落の人間やねん。」と私に告白しました。

「それがどないしたん、そんなこと関係ないで。」と、私が言うと、

「今まで、打ち明けるかどうか悩んでて、いそろく君やったら大丈夫と思って。」
と、S君、すごく喜んでくれました。

S君が、席に戻ったあと、隣で聞いてた仲間が、
「どおりであいつ、すぐ切れるし、なんか違う思ってた。」
と一言・・・

生まれながらに背負ったハンディーに悩み続けてきたS君の心の深い闇を知る。



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その日の夜、ジュンスカを聞きながら、S君のことを考えました。

S君が、私を信じて告白してくれたうれしさと、
仲間の意外な偏見を持った言葉が、私の心の中で複雑に絡み合い、
晴れない気持ちが続きました。

その後、S君と仲良く高校生活を送りましたが、卒業してからは、
だんだんと疎遠になっていきました。



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最近、S君の家の近くを車で通ることがあり、彼はどうしてるんだろうと、ふと気になった。
同級生に聞いたけど、何してるかわからない。
自宅の連絡先だけ、教えてもらったが、登録だけして、
なかなか発信ボタンを押せない自分がいます・・・


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コスモスの詩

ひさひぶりに、真面目に1つのモチーフと向き合いました。


公私ご多忙中とは存じますが、ご高覧賜りますよう、お願い申し上げます。


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写真を撮るのは簡単ですが、作品を撮るとなると、被写体を探し求め、天気の状況、
自分の気持ちのコンディションなど、いろいろな条件を満たしてないと、
なかなか簡単には撮れないですね。

私が普段から心がけてるのは、ファインダーを覗く前に、二つ眼でよく観察することです。

「被写体の本質をしっかり凝視できる眼」

めずらしい被写体に出会うのはなかな難しいですが、普段の生活のなかで、見慣れてる被写体でも、
よく凝視すると、何か変わってて不思議だと思うことがよくあります。
それが本質をとらえる眼です。

「被写体の周りの状況を客観的に観察できる眼」

夢中に被写体にかぶりつきすぎて、回りの状況が目に入らず背景の処理が甘く、構図がおかしかったり、
余計なのもが写っていたり、いい光が差していたのに、いかされてなかったりと、後でパソコンの画面を
見ながら後悔することのないように、その場の周囲の状況を冷静に観察する。
それが客観的に観察できる眼です。

これら、二つの眼が正確に働いてこそ、人の心を動かす作品が撮れると信じてますが、
夕暮れ時の、階調の美しい一瞬の光を狙うときは、興奮して、焦ってしまって、
頭の中は、真っ白ですわ・・・

いずれにせよ、シャッターを押せば、すべてが終わりです。

ノートリミング、ノーレタッチで、現場で自分が最初に受けた印象を大切にしてフレーミングし、
本来の光の色を追い求めましょうよ。



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北陸の旅 その② 「一期一会」

2日目の早朝、爆睡中の月島さんを、携帯電話で叩き起こし、
4時30分には、チェックアウトすることができました。

目指すは、富山湾の雨晴海岸に。

1時間後、現地に到着すると、休日の朝ということもあり、
三脚を据えて朝日を待つカメラマンでぎっしり。
隙間に入ろうか躊躇してるところに、近くにいたおじさんが、
「ここは、太陽の出る位置がよくないから、いい場所案内するよ。」と、
そこから50mほど離れた場所に案内していただきました。

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太陽が立山連峰から顔を出す瞬間、いろんな音のシャッター音が鳴り響き、
しばらくすると、ほとんどの方が、そそくさと帰っていきました。
えらい淡泊やなと思いつつ、まだいろんな写真が撮れるはずと、
しばらくその周辺で、撮り続けました。

駐車場に戻ると、さきほど案内していただいた、おじさんが寄ってこられて、
雨晴海岸の季節毎の太陽の出る位置等、いろいろなこと教えていただきました。
地元で、観光案内のボランティアをされてるそうです。
おじさんのおかげでいい写真が撮れました。


それから、日本海の千里浜ドライブウェイに。

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車で海岸を走れる、開放的な場所に、私たちも、きゃっきゃっ言いなが、
波と戯れ、もともと童心ですが、さらに童心になり、はしゃぎました。


いつもオチがつく、ズッコケ3人組ですが、今回の旅は、すこぶる順調。
次は、夕暮れの越前海岸に向けてアクセル全開!!


次の瞬間、運転中のBNR32さんが叫びました、
「おいおいエアコンが止まってしまったぞ!!」

それから、すぐに警告灯のランプすべてが点灯しました。
エンジンは、大丈夫のようで自走は、可能でしたが、
パワステがきかず、ブレーキの倍力装置も作動しません。

月島さんの車は、20年前の平成2年式、イスズ・ジェミニのディーデルダーボ、走行距離29万キロ・・・

こりゃえらいこっちゃと、石川県のど真ん中で、途方に暮れてましたが、
とりあえず金沢市のイスズのディーラーまで1時間の道程を自走することになりました。

真昼の炎天下の21世紀に、エアコンの無い車で、すべての窓を全開にして走ってるのは、
おそらく、私たちのジェミニ号だけで、とても恥ずかしい・・・

そうしてるうち、今度は水温計のメーターがマックスを指し、路地裏に入って緊急停車、
こりゃあかんとJAFに連絡。。。

頭がどうにかなりそうなほどの炎天下の中、見ず知らずの路地裏で、男3人、待つこと30分。

JAFの積載車を見たとき、こんなに安堵した気持ちになるのは、久しぶりです。

しかし、あることが頭をよぎりました。
積載車は、定員3名、JAFのおじさんは運転手なので、残るは2名しか乗れない、
ってことは、誰か1人が積載車に積まれたエアコンの無いジェミニ号に・・・

BNR32さんも同じことを考えていたようで、二人顔を見合わせ、
「そりゃ、普通に考えてジェミニ号に乗るのは、持ち主の月島さん??」
と、小声で苦笑い。

案の定、積載車にジェミニ号を載せ終えた、JAFのおじさんが一言、
「すみません、積載車には、お二人しか乗れないので、
お一人は、申し訳ないですが、ジェミニに乗っていただけますか。」

一瞬の沈黙があり、すかさず月島さんが「私が乗ります。」と、天の声が・・・

積載者の車内は、天国でした。
世の中にこんなに心地いい場所があるのかと思うほどに、疲れがほぐれていきました。

しかし、後ろを振り向くと、この世のものと思えないほどの地獄絵が。

まるで、炎天下の中、檻にいれられた北極グマが、トラックに載せられ、遊園地まで運ばれてるような光景。
積載車の上で、プルプル揺れてるジェミニ号に、窓全開にして運転席に座ってる月島さん、
明らかに目の焦点が定まっておらず、こちらが手を挙げて合図しても、気づいてません。

それを見たBNR32さんが一言、「地元で、知り合いに絶対見られたくない姿や・・・」と。
JAFのおじさんも、「後ろの方、大丈夫ですかね。」と、心配そうに覗きこんだ。

居心地のいい積載車の車内では、JAFのおじさんが写真が趣味ということがわかり、意気投合。
金沢市までの1時間、後ろの月島さんのことなど忘れて、この付近の撮影地について話が盛り上がりました。

ディーラーに到着し、JAFのおじさんと名残惜しく、お別れして、さっそくディーラのスタッフさんに、
事情を説明したら、素早く故障の原因を調べてくださいました。

点検の結果、オルタネーターやエアコンコンプレッサーを回してる、元のプーリの軸部分のゴムが割れて、
空回りの状態で、充電がされてなかったらしいです。

ゴムは、メーカーからの取り寄せで、修理に2日程かかるらしいので、ジェミニ号は預けて、
特急列車で帰ることにしました。

しかし、ここの工場から駅までは、とても歩いて行ける距離ではなく、タクシーでも呼ぼうかと相談しているとき、
スタッフさんが、「駅まで送りますよ。」と、またまたありがたい、天の声が!!


特急サンダーバードで石川県から兵庫県への帰路は、とても快適でした。
うたた寝しながら、今までの出来事は、すべて夢のように感じました。


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しかし、今日、お出会いした皆さんには、もう二度と会うことないでしょうが、
とても親切に接してしていただいて、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
せちがらい世の中と、よく言われますが、まだまだ人の情けは、健在です。


今回の旅は、まさに ”一期一会” の言葉がふさわしい旅でした。


また、夜遅くに心配して三田駅まで迎えに来てくれた妻や子供達に、心から感謝しております。

自宅の布団の中で、ここが一番落ち着くと一安心。。。
しかし、月島さんは、ジェミニ号を引き取りに、またすぐ金沢まで行くのかと思うと、


これも、”ほどよく愚かに”なのかと、ニヤケながら深い眠りにつきました・・・



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